今年一年を振り返って

今年の一字に「変」というのがありましたが…。
自分も「変」だろうなあと前から考えていました。しかし、それは変わるや変革のそれではなく
ただの変。変だ・おかしいと言う事でありました。変わる・変革とはまず変なのを認識した後に
変わるに繋がる訳です。
 ある人がこの事に対して、自分は「安」が良いのではと思ってますと…
「安」の意味にはとても良い意味がほとんどであります。新大関の「安馬関」が四股名を変えた
事はどうした物かと思ってました。
 そして、その人が言うには、下の三つ目の意味、容易い。と言う事で取り上げていた。
本来なら容易いとは、他の意味にも通じる良い意味なのですが、昨今の安とは、これほど
「安易」・安直」に遣って良いものだろうかという内容だった。
物事を考えずに行動し、結果として一番最悪の状況を作ってしまう。



あん【安】



[音]アン(呉)(漢) [訓]やすい いずくに いずくんぞ



1 変わったことがなく穏やかに落ち着いている。「安静・安全・安泰/公安・治安・平安・保安」



2 心を落ち着ける。やすらかにする。「安心・安堵(あんど)/慰安」



3 たやすい。「安易・安直」



4 値段がやすい。「安価」



5 アンモニア。「硝安・硫安」



皆さんはどのようにお感じでしょうか?表面的な事で右往左往して、全てにおいて
核心を捉えていない。パイが右上がり時代のオイルショック前ならそれで良かったかも知れないけれど、今はその様な状況ではない。



しかし、昨今遣ってきた事は、判りやすい構図で敵を作り、または自分の責任を避けるために弱いものに責任を押し付けてきた。団塊の世代を見ているとこのパターンを押し通そうとしてきた構図が見える。勿論、団塊の世代の中でも絶えず真面目に遣って来た事から、常に辛酸をなめさせられて来た人もいる。



 アメリカのGM(ビッグスリー)問題を見ていると、この事が思い起こせる。そして、彼らの為に後の世代が負担できなくなったというのが実態ではないだろうか?



時折、書かれていますがこの記事をお読みください。



毎日新聞より 「退職金がない」 また借金が増える自治体 こちら



昨日もあるとこで、お年寄りと話をしてきた。今、既にリタイヤした人やこれから数年後にリタイヤしていく人がどれほど恵まれているかと…。社会システムとして、それを支えるパワーが社会全体になくなりつつある。そんな中で、このシステムを維持できるようにするにはお互いの世代がどのようにしして、社会に拘わって行く必要があるか、今こそ、それを考えないと、後になって取り返しの付かなくなる状態を生んでしまう筈。



 「後期高齢者…」名前は酷いけれど、このシステムはひとつのヒントなのに…。



勿論、本当に負担できない人にさえ一律に負担させようとした、安直な遣り方は問題だけれど…。年を取って色んな経験をすると色んな物が見え、判断速度は遅くなっても、視野の広い答えを出してくれるのにと聞くと、その方は、残念ながら逆なんだよと…。



難しい話だ。それでも、あえて言うなら「社会の包摂性」について、冷静に考えて来年の行動に結びつけて欲しい。