勤勉な時代から怠慢な時代へ

日本人は、暫く前までは、類稀なほど勤勉な人種だった。
それが、ある時代を経て、怠慢な時代へ変わってしまった。
この事は、最近の若い世代だけなら、しょうがないのかなあと思えるが、
 あの戦争を知っている世代までに起こっている現実であります。
では、なぜ全世代に起こっているかといえば、それは甘い蜜を吸ってしまった
からではないでしょうか?安易に生き、それが一時ではあっても罷り通って
しまった。皆さんもご存知のように、バブルの時代であります。バブル時代に
起こった事は、自分の能力の有無のそのような結果を得たのならまだしも
そんな事は殆どありませんでした。それにも拘らず一時ではあってもその恩恵を
受けていたのは事実。自分も真っ只中にいた立場で、しっかりとその事を見ていた。
 しかし、それはそれとして拙いのですが、それよりもそれ以降の時期が更に
悪い面が出てしまった。リストラの時代であります。リストラをすれば株価が上がる
という事です。経営者はあの時、経営を放棄してしまった。売り上げ、利益が増えない
事もあり、固定費それも人件費に手を付けてしまった。
 それは5人で遣った事を4人でやるようになったという単純な方法。その事で
経営者は社員からの尊敬の念を失った。社員には、その事の為でも会社に
残ると言う方法を選んだ時点で、極端に言えば本来の企業としての魂を売って
しまった。従って、その後、表面的に上司に従順な社員は増えたけれど、ある意味
本当のモラルハザードを失ってしまった。
 そういった社員がその後どのような行動をするかといえば、表面的な対応であります。
厚みの無い行動です。
 その後、世の中がどうなったかは皆さんのご存知の通り。先の事を許してしまったから
経営者は、更に進め、派遣社員やアルバイトで人を物や機械の様に扱い始めた。
そんな事をした会社ほど、大小を問わず、普通の時は良いけれど肝心な時には、
もたなくなる。経営者がここは、しんどいけれど踏ん張ってくれと言えなくなった。
 「ワークシエアリング」
時折、会社を再生させる時見られる事ですが、あまりに後手を踏んだ会社はできない
でしょうが、本当は能力がある会社なのに、何か(例えば意識)によって利益のでない
会社の場合。申し訳ないけれど、3年間だけ、給与を下げさせてくれ、ただしリストラは
しない。事実上の良い形のワークシェアリングであります。
 そして、その新しい経営者は社員の意識を変えていく事により、会社の体質を強化し、給与水準を戻していく。こんな会社を見ていると社員の意識低下ほど怖い物はない。その辺について対応していく経営者ほど有能な経営者に違いない。



しかし、殆どの会社は、アメリカを見るまでも無く、表面的な数字に対応するという手法を取る。数字とは見れば見るほど考えれば考えるほど、ヒントが入っている。そのヒントを掴んだ上で現場を見れば、解決策は出てくる。社長・会長、時には部長が現場にあまり出ない会社はこんな事に嵌ってしまいがちだ。現場に出ることの面倒さをリスクと考えているからだ。



 このようにして、今の日本の表面的な怠慢体質が醸し出されてきた。この辺でシッカリと考えておかないと会社も何もかも無くなってしまうのではないだろうか?



 自分は、大手商社の系列だからなんて思っていると後悔する事になる。そんな会社ほど上のような体質であるからだ…。まあ、そんな会社の社員はシステムとして成り立っているから誰がやっても遣っていけるのかもしれないけれど…。ただし、会社の収益力と存在価値は徐々に落ちていくのでしょうね。



まあ、ごちゃごちゃ言ってもしょうがない。そういった会社かどうかは人目で判る。調査レポートにもそんな事も取り入れたいだとは、思っているがなかなか頭の中にあっても文章には出しにくい。会社組織の柔軟度とかいう項目もありなのかも知れない。最後に自分への課題として残しておきましょう。



ご意見があったらなんでも、批判からなんでもどうぞ…。



会社経営とは厳しい。でも、だからこそ価値がある筈。





この記事へのコメント

通りすがり
2009年02月28日 08:27
格差を作る事が勤勉を生み。夢を生む。
資本主義であるなら格差社会を認め、その上で弱者に福祉と言う名で援助を与えるべきです。
本来、皆、平等ではない。
社会主義ではないのだし。
それにしても、政治と報道ははマッチポンプ。前者は対応も遅い。規制強化?今更。
規制しなくても、全て自然淘汰しているような気がするのだが。